2022/01/06 15:15

こんにちは。

今日は血栓溶解酵素の効果性に関して、さらに別の分野の事です。
と言いましても、血液の流れに関してなので、同じになるのですが…
それは、下肢静脈瘤に関して嬉しい声を多数頂けていると言う点です。
静脈瘤とは、足の静脈が浮き出ている状態を言い、静脈に存在する弁が壊れ、
逆流した血液が脚にたまるために起こります。
その為、静脈が太くなり脚に浮き出た感じになり、むくみが生じて、
足が重く感じたり、疲れやすい、眠っている時に足がつるなどの症状が出てきます。
さらに進行すると、重症化し皮膚が茶色に変色したり、湿疹や皮膚炎、潰瘍など多彩な合併症が出現することもあります。
原因は幾つかありますが、日常生活上の変化(妊娠・出産、長時間の立ち仕事、肥満、運動不足、糖尿病)、
また、加齢によって血管自体がもろくなる…などです。
他にも遺伝的な原因もありますが、どちらにしても、血液の流れを悪くするような状況は、この病気を誘発するようです。
そこで、この血栓溶解酵素は効果を発揮します。
本来、血管には、その内部で血管が傷ついても修復する機能が備わっています。
血管が傷つくとそこへ血小板が集まり修復します。そして改善されると、それは言わば瘡蓋のようになり外れます。
でも、そのまま瘡蓋のようなものが血管内に残りますと血流の妨げとなりますので、次はその瘡蓋つまり血栓を溶かす酵素が分泌されます。
しかし、この機能が様々な原因で悪くなり血栓が残り易くなります。
そこで、血栓溶解酵素が大きな働きをします。この酵素は、その血栓を溶解する事が確認されていますので、
足に溜まった血液の流れを改善し、静脈瘤に関して良い結果を出しているのではと考えられています。